2018.12.17 月曜日 雨のち晴れ
住まいに暮らすということ────。
疲れて帰ってくると、そこにはいつもの『自分の空間』があります。
一人暮らしでも大家族でも、大抵の方はどこかに住んでいらっしゃるはずです。
わたし達の生活を守ってくれている住まい。
そんな、無くてはならない建物ですが、実は案外もろいものでもあります。
そのもろさの原因を簡単にまとめてみたいと思います。
●紫外線
●雨などの水分
●外気温の変化による収縮
●風害
●塩害
●凍害
●シロアリ等の虫害 など
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上記は皆さんもご存じかもしれませんが、建物を弱くする要因として代表的なものです。
そしてまた、未然に防ぐことも治療することも、可能はな案件でもあります。
まず、未然に防ぐという事においては『新築時点での適切な施工』が必要で、こちらが最重要ポイントなのは言うまでもありません。
次に治療という部分におきましても、『改修(修繕)・塗替え・リフォーム』を行う側にしっかりとした知識と経験が不可欠でもあります。
施工する作業員全てに至るまで完璧でなければいけません。
【工事引き渡し後のクレーム】が多いこの業界の課題とも言えるでしょう。
また、建物を持っている以上メンテナンスは欠かせません。
お金が掛かってしまうことは否めませんが、このメンテナンスというものが建物の寿命と価値を左右する、もっとも大切な部分なのです。
費用対効果という言葉がありますが、これと似た意味合いもあるかと思います。
というのも、メンテナンスをする(掛けた費用)→長い期間良好な状態を維持できる(効果)といった結果が付いてくるからです。
きちんとした施工能力・観察力のある職人さんたちに任せていれば、上記は約束されたも同じ。
逆に雨漏りやひび割れ処理など、施工する者が時間を掛けて直さなければ、やがて木材の腐食〜シロアリ被害となることも珍しくはありません。
当然、建物には自然治癒力がありませんので、オーナー様が気にしていない限り劣化の一途を辿ってしまうものと考えます。
気が進まない方もいるかもしれませんが、是非ご自宅の屋根〜壁や基礎に至るまで観察してみて下さい。
その結果、気がつかなかった様な脆弱箇所が見つかるかもしれません。