外壁にひび割れ発生!

このページでは新築の家を除いて、たいていの建物に見られる「ひび割れ」について、少し掘り下げて解説いたします。

 

あなたのお家にも、もしかしたらあるかもしれません。

 

IMG_0423n.jpgひび割れ一例

 

画像中央にばっくりと地割れのように見えているのが、「ひび割れ」です。

 

「ひび割れ」は通称「クラック」と呼ばれています。(英訳ですね)

 

このクラックが起きる原因はいくつか考えられるのですが、大きく分けると以下のようになってくると思われます。

 

1・寒暖の差による外壁の収縮
2・構造上の負荷が避けられない部分
3・下地に何らかの不具合がある場合
4・地震などの揺れ

 

1・寒暖の差による外壁の収縮ですが、モルタル下地などで考えらます。

 

外壁表面には年中太陽光・雨・湿気などが降りかかっています。

 

朝方の気温と正午過ぎの気温は四季を通じて差があると思います。

 

すると外壁表面を形成している微粒子群(塗料も同じ)が収縮を繰り返します。

 

人間でいうところの「暑いよー」「寒いよー」となっているわけです。

 

大げさに言うと、膨らんだり〜しぼんだりを毎日繰り返しているのです。

 

目に見えるほどの動きではありませんが、この一連の現象で表面に0.2mm以下の細い細いクラックが発生し始めます。(施工時の乾燥不良によるクラックというのもありまして、モルタル下地が同じように収縮するため起きることが多いです)

 

この細いクラックが長い年月を経て少しづつ大きなクラックになっていきます。

 

IMG_0499n.jpgパッと見た感じは普通の外壁ですが・・・・

IMG_0499 kakudaikurakku.jpg拡大して見てみると、細いクラックが見えるでしょうか?

(ピンク色のひび型に記したところの少し右側、矢印との間)

 

このくらいになると、0.1mmを下回っているときもあります。

 

専門的に見ないとわかりにくいかもしれませんね。

 

 

続いて2・構造上の負荷が避けられない部分です。

 

構造上、というぐらいですから建物の中からの問題というのがわかりやすいかもしれません。

 

一般の家では窓回りに亀裂が入ることが多いと思います。

 

地震やほかの原因での振動に壁そのものの弱い部分が耐え切れなくなってクラックが入ります。

 

これを「構造クラック」と言います。

 

代表的な要因は外壁内部のそのまた内部、つまり骨部分・窓などの脆弱な部分の骨組みなどが一番揺れ易いため、外側に面する外壁まで一気に割れてしまうことが挙げられます。

 

DSC_0437n.jpg

窓周りによく見られるクラックは雨漏りの原因です

 

ビルなどでは窓はもちろん、各階間のラインや屋上に現れることが多いです。

 

 

3・下地に何らかの不具合がある場合です。

 

これは2・のケースとほとんど一緒の場合が多いです。

 

骨組みを適切な方法で入れていればあまり起きにくいともいわれていますが、手抜き工事の建物では顕著にクラックが見られます。

 

でも、地震などでどうしても揺れた時、建物の荷重を逃がすための構造上動きやすい部分というのもあります。

 

 

最後に4・地震などの揺れは上に同じですね。

 

同じなのですが、揺れが大きかったり頻繁に起きているようですと一番大きな原因かもしれません。

 

地震以外では国道沿いや線路沿いなどでは車両の行き来の際、道路がきしんだりするのでクラックの入りやすい環境ともいえます。

 

 

以上のことから外壁にクラックが入ってしまう原因がお分かりいただけたでしょうか?

 

どんな建物にもクラック発生の要因はつきものです。

 

クラックを直さないとどうなるの?

実はクラックを見つけたからと言って即倒壊、なんてことにはなりません。(一般的には)

 

サイディングボードの家も、モルタル造りの家にも必ず入っているある物があります。

 

それは、防水の役目を担っている「透湿防水シート」です。

 

このシートは外壁の裏の裏にある防水対策上、最後の砦。

 

クラックが入ったからと言って即雨漏り、というのもなかなか考えにくいです。

(窓周りでは漏れてくる可能性はあります)

 

それでも、ずっと放置するのも良くはありません。

 

外壁塗装の際に必ず直してくれるはずのクラックですが、なぜ直すのでしょうか?

 

その理由は、外壁自体の劣化を止めるためです

 

内部への水漏れは、防水シートにお任せしておけばある程度は安心できるでしょう。

 

ただ、外壁そのものにクラックを入り口として雨水が侵入していきます。

 

するとジワジワ時間をかけて壁の耐久力を弱めていくことになります。

 

「セメント系」「金属系」「木質系」などで構成されている外壁材は水分に弱く、雨水の侵入によりそれらの材質は劣化していきます。

 

このことから、放置するよりも適確に対処したほうがいいと言えます。

 

劣化も放っておけば一部外壁の崩落につながりかねませんから注意が必要です。

 

もしかすると最後の砦・防水シートが内側で断裂している可能性だってあります。

 

手抜き・忘れによって防水シートが入っていない場合もあるかもしれません。

 

中の状態というのは壁を剥してみないとわかりませんから、せめて表面のクラックくらいは処理をさせてください、というのがリフォーム業者の本音なのです。

 

外壁塗装をお考えの際、お見積もりをとられることと思いますが、クラックを口実即塗り替えを押してくる営業さんがいたら聞いてみてください。

 

「防水シートが入っているんじゃないの?」と。

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