傷む前に塗っておきたい、破風板の塗装とシーリング

 

外壁塗装における付帯部分-ふたいぶぶん-の中で、上部に位置するのが破風板という部位です。

切り妻屋根や片流れ屋根などには必ずある部分になります。

 

破風 説明画.jpg

 

画像には2種類の付帯部名称【破風/鼻隠し】がありますが、ここでは二つとも同じ扱いとして話を進めていきます。

 

▼破風-はふ-

IMG_2246.JPG

 

▼鼻隠し-はなかくし-

IMG_0189.JPG

 

 

ちなみに上記付帯部の違いは設置してある場所と、雨樋が付いているか無いかの差だと考えてください。

 

この破風という部分、大昔からある構造で日本以外の国でも用いられているパーツであるそうです。

そして、とても重要な役割を担っていて、強風や大雨などから部分的に家を守ってくれています。

破る風、と書いて破風。

その名のとおり風雨による圧力や雨水の浸入を防ぐ大切な場所となります。

イメージは風を切って雨を断つ。といった感じでしょうか。

 

劣化しやすいのが特徴

 

屋根と同じような高い位置に存在している破風。

このような場所にある以上、劣化速度がとても速いのが弱点で、

  • 木製破風なら耐久性の良い木材を使用(新築時)
  • 金属板・窯業材であれば、できるだけ連結部分(ジョイント)を作らないようにする
  • またはシーリングを定期的に施す

などの対策が必要となります。

「破風の劣化具合で塗替え工事の判別がつく」と言っても過言ではないほど、よく傷みます。

 

塗装工事の際よく見かけるのが【旧塗膜の剥がれ】・【シーリングの割れ】です。

長い期間、塗替えメンテナンスをしていなかった場合や低品質な塗装を行っていた場合によくある現象で、放置してしまうことは避けた方がよいと考えます。

 

 

215破風 塗膜はく離.jpg

旧塗膜の剥がれ

破風のシール劣化例.jpg

シーリングの割れ・劣化

破風 ジョイント亀裂84.jpg

ジョイントのすき間

 

 

剥がれの大小に関わらず、たいていのお住まいの破風で見かけることが多く、良くない状態です。

含水量・期間が大きければ大きいほど下地が腐食していることが多く、塗装では手に負えない場合があるので注意が必要です。

 

 

軒桁の腐食事例.jpg

ひどい例では放置期間が長いとこのようなケースも(軒桁への浸水による腐食)

 

 

破風のメンテナンスは塗装工事においても重要なことで、塗膜がしっかりしていて尚且つ防水処理が適切に行われていれば破風材→内部構造への雨漏りを防ぐことができるのです。

軒桁や母屋などの木材が露出している場合には特に塗装が必要となり、見落とすことができません。

 

対処方法|塗装とシーリング

 

それでは、上記の対策法として塗装とシーリングの例を挙げたいと思います。

 

▼破風・鼻隠しの塗装

鼻隠し 施工前201712.jpg

施工前

鼻隠し 旧塗膜除去.jpg

死膜除去

63破風塗装.jpg

強化用下塗剤で強度を上げる

破風 中塗り.jpg

高耐候性塗料・中塗り

破風 上塗り1.jpg

上塗り

破風 完成.jpg

完成

 

▼シーリング 

破風ジョイント例.jpg

すき間へのプライマー塗布
破風シール Ht2.jpg

破風シール Ht3.jpg

シール新設

逆プラ破風シール1.jpg

逆プライマー塗布(先打ちシールの場合)

逆プラ後塗装.jpg

仕上げ塗装

IMG_2343.JPG

破風ジョイント・屋根等からの水漏れ例

IMG_2370.JPG

死膜除去・強化プライマー塗布

IMG_2408.JPG

パテ処理

hafunoki.png

完成

 

雨の影響をまともに受ける順番として@塗膜A破風材B内部構造と、常に外気や風雪に晒されているのが塗装面であることから、塗料で覆うこと・シーリングで防水機能を高めることが重要であるのが分かるかと思います。

 

塗装×防水によって破風や鼻隠しなどの付帯部は守られるのです。

 

内容の近い記事
▲このページのトップに戻る

  adpkt.jpgtop_img4.jpg