【FROSIO表面処理検査員・雨漏り診断士・一級塗装技能士】が管理監修を行なう店
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外壁塗装における付帯部分-ふたいぶぶん-の中で、上部に位置するのが破風板という部位です。
切り妻屋根や片流れ屋根などには必ずある部分になります。
画像には2種類の付帯部名称【破風/鼻隠し】がありますが、ここでは二つとも同じ扱いとして話を進めていきます。
▼破風-はふ-
▼鼻隠し-はなかくし-
ちなみに上記付帯部の違いは設置してある場所と、雨樋が付いているか無いかの差だと考えてください。
この破風という部分、大昔からある構造で日本以外の国でも用いられているパーツであるそうです。
そして、とても重要な役割を担っていて、強風や大雨などから部分的に家を守ってくれています。
破る風、と書いて破風。
その名のとおり風雨による圧力や雨水の浸入を防ぐ大切な場所となります。
イメージは風を切って雨を断つ。といった感じでしょうか。
屋根と同じような高い位置に存在している破風。
このような場所にある以上、劣化速度がとても速いのが弱点で、
などの対策が必要となります。
「破風の劣化具合で塗替え工事の判別がつく」と言っても過言ではないほど、よく傷みます。
塗装工事の際よく見かけるのが【旧塗膜の剥がれ】・【シーリングの割れ】です。
長い期間、塗替えメンテナンスをしていなかった場合や低品質な塗装を行っていた場合によくある現象で、放置してしまうことは避けた方がよいと考えます。
旧塗膜の剥がれ
シーリングの割れ・劣化
ジョイントのすき間
剥がれの大小に関わらず、たいていのお住まいの破風で見かけることが多く、良くない状態です。
含水量・期間が大きければ大きいほど下地が腐食していることが多く、塗装では手に負えない場合があるので注意が必要です。
ひどい例では放置期間が長いとこのようなケースも(軒桁への浸水による腐食)
破風のメンテナンスは塗装工事においても重要なことで、塗膜がしっかりしていて尚且つ防水処理が適切に行われていれば破風材→内部構造への雨漏りを防ぐことができるのです。
軒桁や母屋などの木材が露出している場合には特に塗装が必要となり、見落とすことができません。
それでは、上記の対策法として塗装とシーリングの例を挙げたいと思います。
▼破風・鼻隠しの塗装
施工前
死膜除去
強化用下塗剤で強度を上げる
高耐候性塗料・中塗り
上塗り
完成
▼シーリング
シール新設
逆プライマー塗布(先打ちシールの場合)
仕上げ塗装
破風ジョイント・屋根等からの水漏れ例
死膜除去・強化プライマー塗布
パテ処理
完成
雨の影響をまともに受ける順番として①塗膜②破風材③内部構造と、常に外気や風雪に晒されているのが塗装面であることから、塗料で覆うこと・シーリングで防水機能を高めることが重要であるのが分かるかと思います。
塗装×防水によって破風や鼻隠しなどの付帯部は守られるのです。
以下、施工方法や施工時における注意点を記載しております。↓ ↓ ↓ ↓
足場
水洗い
養生〜マスキング〜
屋根塗装
外壁塗装
基礎部分
シーリングについて
付帯部
内装
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