ジョリパッドなどの意匠性壁材への漏水対策と塗替え工事|神奈川県小田原市
神奈川県小田原市 T様邸 (屋根外壁雨仕舞い実施 意匠性塗り替え仕様)
築年数:11年
建ててからの塗替え回数:はじめて
施工箇所:屋根・外壁塗装・欠損および剥離の復元・雨水壁内侵入経路への水流切り替え施工・雨漏り抑止工事・クリーニング・バルコニー床など
ご依頼のきっかけ: ホームページ
主なお悩み: 壁面の汚れ・経年劣化考慮
当初の劣化度: 低1・2・3・4・5高
税込工事価格帯210万円〜220万円
施工前のようす
施工後
使用仕上げ材料 屋根・ガイナ/外壁・デコラフレッシュ(サイディング部洗浄)/鉄部等・ファイン4Fセラミック
カベ表面の劣化は目立つが、全体的に健全な状態と思えるこちらの物件。
当ホームページを熟読してくださり、ご依頼下さいました。
現地調査時初見には若干量の亀裂や、塗膜劣化の兆候は見られたものの「塗り替え時期はまだ先かもしれない」と考えながら調査を開始。
しかしながら調査を進めていくと、やはりいくつかの脆弱ポイントを発見しました。
工事内容としましては、雨水侵入経路の徹底的な補正をすると共に、既存の意匠性壁材への塗料適正(透湿性能と残存水分量の兼ね合いなど)を考慮した施工を徹底し、壁内外の健康を保つための改修工事となるよう常時配慮をし、作業を進めました。
屋根には断熱ガイナを厚塗りし、防音仕様としています。
以下、施工の様子を掲載します。
【工事スタート】
▲足場掛け風景
【洗浄】
▲屋根洗浄途中(色の差はガルバリウム表面の顔料分離によるもの)
▲天井
▲外壁
【下地処理 施工例】
▲使用しなくなった器具
▲安全に撤去・モルタル補修・模様合わせ・各種下地処理
▲構造上、クラックの入りやすい部分
▲シーリング処理
▲破損したコーナー部位
▲修復・各種下処理
▲天井際クラックへの防水処理一例
▲窓・笠木等への全面シーリングなど(防水性向上)
▲屋根釘止め箇所への玉シール(全箇所止水)(円状・黒い部分すべて)
▲破風板の亀裂
▲シール処理
▲各種下処理(全箇所)
その他、多数実施済み
【屋根塗装 施工例】
▲施工前
▲表層研磨・目荒し
▲特殊プライマー 塗布後
▲ガイナ 1回目風景
▲ガイナ上塗り(厚塗り・3回目)風景
▲完了
【外壁塗装 施工例】
▲下地処理後 施工前
▲専用下塗り 塗布(乾くと透明)
▲デコラフレッシュ 中塗り
▲同 上塗り
▲完了
【付帯部 施工例】
▲研磨 脱脂処理
▲特殊下塗り 塗布
▲中塗り
▲上塗り
▲完了
【軒裏天井】
▲施工前
▲完了(防虫塗料を使用)
【破風】
▲下処理後 施工前
▲完了
【バルコニー床】
▲施工前
▲トップコート完了
【屋根】
▲施工前
▲完了
【外壁】
▲施工前
▲完了
サイディング以外の外壁(パネル・大壁・モルタル造など)の場合、建物の揺れや収縮などで起きるクラック症状がどこで発生するかが分かりにくいもの。
大きなヒビ割れは危険である代わりに目視で発見しやすいのですが、ヘアクラック(微細なひび)や見えにくい角度で起きているものは認識しずらいため、長年の含水による腐食が多く見られます。
この度は新築時から11年しか経過していなかったため、甚大な被害には及びませんでした。
そして不具合箇所(多くは将来的な不安要素でしたが)への修繕と雨仕舞いに時間をかけたことで、新築当初のような健全性を付け加えられたものと自負しております。
また、仕上げ塗料として使用したデコラフレッシュですが、開発した関西ペイント(大手塗料メーカー)の技術力が詰まったお品ものとなります。
塗布面に対し、湿度・温度・壁内環境の下調べは必要不可欠ではありますが、結果として最良の状態で塗りおえることができました。
屋根面へは断熱ガイナを使用。
お施主様のご選択がより良いものと相成るよう、厚めに3度塗りを実施しております。
その他、補修から雨仕舞い、下塗りから仕上げに至るまで徹底した管理と施工を致しておりますので、現状の品質は長く維持できるものと確信しております。