このページでは塗装工事における、返金保証についてご説明いたします。
はじめに、返金保証を行っている理由からお話ししたいと思います。
新聞やインターネット上でご存知の方も多いと思いますが、外壁塗装時の最も多いクレームとして手抜き工事が挙げられると思います。
この手抜き工事の中でも一番多いと感じるものに、塗装回数のごまかしがあります。
ごまかし、と言われてピンとこない方も多いでしょうから簡単にご説明いたします。
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塗装工事において重要なものは下地形成にあります。(高圧洗浄・ひび割れなどの補修・適切な塗料の選定など)
その次に来るのが施工(塗装)になります。
下塗り・中塗り・上塗り、と呼ばれているものです。
基本的には上記の3工程にて外壁塗装を行なければいけないルールがあります。
(塗料の種類や被塗装物によっては1回〜2回塗りで終わらせても良いとされているものもございます)
塗料のメーカーさんたちが「うちで開発した塗料を、クレームのないように塗ってほしい」という願いから設定したこのルールを標準塗装仕様と言っています。
例えばモルタル下地の外壁であれば下塗りに○○フィラー塗装後12時時間以上乾燥後、中塗りの○○シリコン塗料を塗布4時間以上乾燥後、上塗りに○○シリコン塗料を塗布というルールを設定しています。
下塗り | 〇〇フィラー | 12時間〜乾燥 |
中塗り | 〇シリコン | 4時間〜乾燥 |
上塗り | 〇シリコン | ーーーーーーーーー |
標準塗装仕様書一例・実際の表記とは異なります
ものすごくザックリ書きましたが弊社を含む施工業者は、上記のような製造メーカーの実験・試験に基づいたルールを厳守して施工しないとならない外壁塗装の掟があります。
これらの仕様を守らずに施工をしてしまった場合、高確率で塗った塗膜が膨れてきたり剥がれてきたりしてしまいます。
しかし、残念なことにこのルールを守らずに施工してしまう業者が後を絶ちません。
上塗りを2回塗らなければいけないところを1回で終わらせてしまう「ピンコロ業者」が代表的です。
次に、1回目に塗った塗料の乾燥を待たずに次の塗装を行う「追っかけ業者」というのが多い気がします。
また、一番重要な下塗りを行わないで直接上塗りをしてしまう「消し業者」なんていう恐ろしい業者も結構いるみたいです。
(ちなみに「ピンコロ」とは1=ピンという符丁 / 「追っかけ」は時間の短縮のため次の工程を追いかけ続けることから / 「消し」とは工程を消してしまうことなどから付けられた名前)
このように、工程を守らない塗装業者がたくさんいるこの現実は、塗装業界最大の憂うべき問題です。
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弊社では手抜き工事撲滅の理想があるため、塗装工程の順守を徹底しております。
それでもお客様たちからすれば、手を抜いているのかどうかさえ分かりずらいと思います。
その中で形にしたのが返金保証になります。
塗装工事完了後、お客様へ工事完了報告書というものをお渡ししています。
工事完了報告書とは、施工した工程を写真付きで説明している紙をまとめたものになります。
写真の撮り方も本当に塗っているのかを分かりやすくするために工夫しています。
この報告書が証明となるので、お客様の不安を取り除くことにも一役買っています。
このように徹底的な施工方法で作業を行い、お客様にも作業内容を確認いただけるよう配慮したうえで返金保証を掲げております。