【FROSIO表面処理検査員・雨漏り診断士・一級塗装技能士】が管理監修を行なう店
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はじめにこちらをご覧ください。
この隙間が何かお分かりでしょうか?
これは、室内に雨水の侵入を防ぐための「シーリング」が不完全な形で施されており、隙間が開きっぱなしで工事引き渡しをされてしまった住宅の画像です。
なかなか悪質な状態で、漏水・外壁の劣化へとつながる大きな原因となっております。
続いて上記画像には、丸く膨らんだ塗膜「フクレ」の様子が確認できると思います。
塗膜のフクレの原因は様々ですが、大きく挙げられることに3つの原因があります。
一つ目の「雨漏り・室内からの漏水等」ですが、当記事最上段の画像のように防水効果を考えていない工事・手抜き工事による不具合が原因になることが最も多いようです。
室内からの漏水というのは、例として壁の内側に通っている上水・下水などの配管の水漏れや、2階水回り(洗面台・風呂場等)からの漏水などが挙げられます。
二つ目の「塗料の乾燥・硬化不良」とは、どんなに良い塗料を丁寧に塗ったとしても起きてしまう厄介な事例です。
工事期間を短縮するためにスピード重視した場合、フクレや剥離は避けられないので特に注意が必要です。
三つ目の「壁と塗料の相性によるもの」は、塗装する外壁自体の特性を理解せず不適切な塗料を塗ってしまった場合に起きることが多いようです。
このページでは、二つ目の「塗料の乾燥・硬化不良」についてお話ししたいと思います。
何らかの理由で工事を早く終えたい、手間をかけずに引き渡してしまいたい。
そんな気の焦りなどが原因で起きてしまう、施工不良。
工事完了後、足場を取り外した直後にはわからないことが多く、1年ぐらい経ってから徐々に出てくる現象。
外壁塗装の業界では塗膜のフクレ・剥がれが最も多いクレームです。
そもそも早く工事を終わらせると何故膨れてしまったりするのか?、その原因は乾燥不足・硬化不良が大半を占めているといわれています。
塗料は何回か塗り重ねていくものが一般的で、その工程間には十分な乾燥期間が求められています。
塗料の仕様書を例にして挙げてみます。
上の画像右下の注意書きでは、16時間以上7日以内や8時間以上7日以内と記載されているのがわかると思います。
これは、1工程ごとの乾燥時間と放置可能期限が記されています。
それぞれの塗料によって異なるのですが、必ず乾燥時間が存在していますので絶対に守らなければいけません。
では、守らないとどうなるのか?
塗膜のフクレ・剥がれへとつながってしまいます。
数々の事例やデータを基にメーカーは塗装業者などに向けて標準仕様書というものを出しています。
風邪薬などでいう用法・容量を守ってください、といったものです。
先に述べました工期の短縮を求め過ぎると十分な乾燥時間を設けなかったり、塗料が完全に固まることを待たず次の工程へ進んでしまうことになります(硬化不良)。
乾燥しきらないうちに塗料を塗り重ねてしまいますと、内部に残った水分(溶剤ならシンナー成分)が外気に出よう出ようと(蒸発・揮発)して膨張を始めてしまいます。
それが時間がたち、夏の暑さなどによって目に見えるフクレなどになっていきます。
こうなってしまったら、原因となる下地ごとほじくりだして部分的に補修してから再塗装〜となってしまい、余計に工事費がかかってしまいます。
このようなことから、あまりにも早すぎる塗装工事は避けきちんとした工程・時間を守りながら作業を進めていかなければなりません。
それがお客様と塗料を大切にするポイントだと思っています。
以下、施工方法や施工時における注意点を記載しております。↓ ↓ ↓ ↓
足場
水洗い
養生〜マスキング〜
屋根塗装
外壁塗装
基礎部分
シーリングについて
付帯部
内装
小田原市を中心に約30分圏内を目安にしています
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