交換工事になる前に塗装コーティング|雨樋

 

 

雨が降ればその水を集め、敷地外部へと流してくれる【雨樋-あまとい-】。

重要でありながら意外と脆い材質である場合が多く、この雨樋にも塗装コーティングが必要です。

そしてこの部材は、ほぼ全ての住宅に付いています。

 

 

樋 画像 図.jpg

 

 

屋根の下辺に沿って付いているものが【軒樋】、屋根から地面に向かって付いているのが【竪樋-たてとい-】になります。

 

軒樋の役割は、屋根に降った雨水を全て集める役目。

竪樋は、軒樋の水を地面や排水設備へと運んでくれる働きをします。

 

ここでは両方とも同じ雨樋の扱いとして話を進めます。

 

▼雨樋

210樋 .jpg

IMG_0230toi.jpg

 

 

おもな材質は『強化プラスティック』・『塩ビ樹脂』であることが多く、長期間放置しておりますと紫外線劣化による割れや破損を招きます。

 

また、塗装を行う際の塗料選定には気を遣わなければならず、低品質なもので塗った場合は次のような例になることが多く、後日ふたたび塗装依頼をすることになりかねません。

 

樋 剥がれ4.jpg

塗装の剥がれ

 

これは、樋と塗料の相性(密着性)によるものが原因で、質の悪い工事で発生する代表例です。

レベルの低い塗料は密着力が悪く、ペンキそのものが紫外線劣化しやすいためこのようになりやすいと感じます。

また、これは材料の質のみならず、きちんとした施工方法で作業をしなかった場合にも同じことがいえます。

 

樋の塗装

 

それでは、【数年で剥がさないための雨樋塗装】の流れを紹介します。

 

▼竪樋事例

1IMG_1128.jpg@施工前

2IMG_1129.jpg

A目粗し・研磨

(ゴミなどを落とす・無数の凹凸を付け塗料の付着面積を増やし、密着度を上げるための作業)

IMG_11313.jpg

脱脂

(材質表面にある油脂分を除去・同じく密着度を上げるために必要)

IMG_11344.jpg

1回目塗装

(高耐候または遮熱塗料が望ましい)

5IMG_1200.jpg

仕上げ塗装

(膜厚・ツヤ感を与えるための重ね塗り)

IMG_12016.jpg

完了

 

▼軒樋事例

N様 トイ.jpg

施工前

大磯N様 トイ完了.jpg完了

(耐久性の強い塗料を、光沢感が出るまで塗ること)

 

 

強化プラスティックや塩ビ樹脂の樋の場合、長いこと放置していると割れてきてしまいます。

したがいまして、上記のような工程による『密着性』を上げた施工をすることが肝心です。

使用塗料に関して言えば『高耐候性』または『機能性』を持つもので塗装することが、長期間トイを維持することができ、交換工事にかかる費用を発生させないための手段であると考えます。

 

雨樋に適した塗料

 

当サイトで度々出てくる『高耐候性塗料』・・・。

屋根や外壁だけでなく、付帯部である雨樋にも使用するワケは次の通りです。

 

  • 薄い材質である雨樋は、強い塗膜で守らなければいけない
  • 塗膜自体もかなり薄いため、紫外線からの劣化速度が極めて遅い塗料であること

以上がその理由となります。

 

弊社で使用する材料の多くは高耐候シリコン塗料とフッソ樹脂塗料としており、それ以下の商品は避けるようにしています。

 

 ▼使用商品一例

 

IMG_0060.JPGコスモマイルドシリコン2

IMG_1119.JPG

フッ素UVコート溶剤

IMG_24221.jpgフッソUVコートU遮熱溶剤

 

紫外線に耐えうる、強靱な塗膜形成が必要となる『塗替え工事』。

被塗装物が弱ければ弱いほど、塗料の質に委ねなければいけません。

ちなみに遮熱塗料を使っている理由として、「太陽熱を反射する同材料は熱量を溜め込みにくい性質があり、それに伴い塗膜の薄さをも補う効果がある」という考えによるもの。

弊社では選択肢の一つとして採用しております。

 

そして、上記をしのぐものに無機塗料もございます。

 

補足として・・・

 

 

実はたいていの場合、雨樋が割れてしまっても大ごとにはなりません。

それは雨漏りする最大の要因・雨水を建物から分離して流しているからです。

 

樋 設置 図.jpg

 

画像のように、内部構造への干渉がないことから『大ごと=雨漏り』にはつながらないのです。

 

そしてこの付帯部にいえることは『交換工事が容易である』ということ。

取り替えるつもりであれば塗装の必要はありません。


ですが、お客様が

  • 交換するつもりは無い
  • 取り替えるのは、まだ先の話
  • 塗装でおさめたい

という場合には『塗装コーティング』をお勧めいたします。

何らかの理由で樋の中が詰まってしまい、溢れてしまう方がよっぽどマズいといえるでしょう。

 

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