シリコン塗料、価格の差で耐用年数に大きな違いが

塗料の種類は数多くありますが、屋根・外壁塗装で使用される物をまとめますと以下の表のようになります。

 

名称
アクリル系
ウレタン系 
シリコン系
フッ素
光触媒
無機塗料

 

ここ数年でシリコン塗料がもっともポピュラーになり、ついに今は【最低ライン】とまで言われるようになって参りました。

 

このシリコン、本当に「最低」なもの、つまり低品質な商品なのでしょうか?

 

弊社ではフッ素塗料を勧めさせて頂いていますが、シリコン塗料でもとても持ちのいい素晴らしい物もあります。

 

こちらのページではこの【シリコン塗料】の価格帯とその効果の差について説明していきます。

シリコン塗料の特性

25年以上前ですとアクリル塗料が多く、2000年代初頭くらいまではウレタン塗料が主流でした。

 

アクリル系やウレタン系は、塗料の価格が安いため流行しておりましたが、その耐候性能に欠点があるため、今では紫外線の当たる場所での使用は避けられるようになりました。

 

2015年以降では屋根・外壁塗装での使用例をほとんど聞きません。(高額なウレタン塗料に限り素晴らしい物もあります)

 

2017年現在ですと、シリコン塗料が最低ランク、次にフッ素そして無機塗料などと言われていて、シリコンというと最低ランクと言われる方が増えてきているように感じます。

 

しかし、シリコン塗料自体はとても素晴らしく、塗装工事においてシリコン特有の「汚れにくい」・「劣化しにくい」・「光沢(艶)を長いこと維持する」力を比較的長期間にわたって発揮してくれます。

 

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しんあいペイント推奨、関西ペイントの高耐候シリコン「セラMシリコンV」での施工

 

世の中に出回るシリコン塗料の中にもグレードが存在していて、低ランク〜高ランク・水溶性〜溶剤型と数々の種類がございます。

 

お見積もりを作成するに当たって、毎回このシリコンも提案させて頂くのですがピンからキリまであり、一概に「シリコンだから安い」といえないのが現状です。

商品ごとの施工価格と耐用年数

見積もり例として、水性シリコン・低汚染シリコン・弱溶剤シリコンの3グレードを表にしてみます。

 

  品名/メーカー 希釈/混合 平均価格/1缶
 セラミシリコン/エスケー化研 水性/- 9,000円前後 
アレスアクアシリコンAC2/関西ペイント 水性/- 16,000円前後
セラMシリコンV/関西ペイント 弱溶剤/2液型 21,000円前後

 

ご覧頂くとわかると思いますが塗料1缶にも金額の差が見受けられ、販売価格は2倍ほどの差があります。

 

外壁塗装で使われている塗料の中で「最低ライン」といわれているシリコン塗料にも、このように倍以上の商品価値が存在しています。

 

シリコン樹脂の含有量・製造方法などによって価格=耐久性が変わり、高額になればなるほど塗装が長持ちするといえるのです。

 

表にある「希釈」とは、塗料の粘度を調整するときに何で混ぜることができるのかの基準として考えるのですが簡単に言うと、実際は何で塗料を溶解し揮発させてから固めることができるのか?といったことになります。

塗料は樹脂・添加剤・顔料が混じり合って構成されており、これらに水またはシンナーを混ぜてから塗装〜水またはシンナーを揮発(蒸発)させて乾燥し塗膜になります。

 

混合」というのはA液とB液を混ぜるかどうかの違いで、1と2の商品は無混合、つまりそのまま何も混ぜずに使用できると言うことになります。

3の商品は2液型で、AとBを混ぜて使用する2液型という物で、非常に強靱な塗膜を形成することができるようになります。

 

この「希釈」と「混合」は塗膜にとって大変重要な部分でして、それぞれにメリットもデメリットもあります。

長持ちでき、光沢を出したい時には2液溶剤/低価格を取る方には1液水性

良い(高い)シリコン系塗料で塗った外壁は、数年経ってから点検に行っても塗装工事直後から殆ど変わりないように見えます。

 

実際、劣化速度が遅く紫外線にさらされていても塗膜自体が強いため、長い年数に耐えられるようになっております。

 

逆に、安価なシリコン塗料では「ウレタン塗料と大きな差はありません」。

 

業者側からすると、少しでも安い見積書を出してお客様から受注したい、と考える人が大多数を占めていますのでスタンダードなシリコン塗装を安価な水性シリコンにて提出する場合が多いと思います。

 

どんな塗料でもいいから安くして!と言うお客様には提案せざるを得ませんが、長い目で見れば中級グレード以上のシリコンを強くお勧めいたします。(弊社の場合アレスアクアシリコンAC2/関西ペイントが最低ランクと考えています)

 

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2液溶剤系は光沢のみならず塗膜が剥がれない「密着力」が強い

 

また、価格帯が上がるにつれて2液混合型や溶剤(弱溶剤)希釈型へとグレードアップしていき、その耐久力は上昇していきます。

 

安価な1液水性シリコンには出せない、長持ちパワーを発揮するのです。

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