高圧洗浄時にわかる、前回の手抜き施工〜part2〜
2018.5.23 水曜日
昨日着工した物件の高圧洗浄に来ております。
リピーター様より再度の工事依頼をいただきました。
いつも本当にありがとうございます。
本日はあいにくの雨模様。
しかし我々塗装業者からすると、絶好の水洗い日和だともいえます。
さて、今回の記事は以前、当工事日記で記載した『高圧洗浄時にわかる、前回の手抜き施工』という記事とほとんど同じような内容となりますが、高圧洗浄機という非常に強い威力のある機械で建物を洗っておりますと時々、とある現象に遭遇することがあります。
それは『脆弱-ぜいじゃく-な塗膜のハガレ』です。
つまり、きちんと塗っていないペンキが剥がれてしまうことを指します。
今日は、そんな内容のお話。
以前、別の塗装屋さんが施工したもの(塗膜剥離が確認できる)
画像の赤囲み部分、離れた所から見るとわかりにくいのですが、実は塗膜がペラペラの状態。
茶色い塗装をしてある部分からは白っぽい下地がチラホラと見えています。
この状態は非常にやりづらい状況で、このまま塗装してしまいますと同じようにまた剥がれてしまいます。
ですから取れるところまで取りきってしまわないと次に塗る下塗りが、現状であるペラペラな塗膜を溶かしシワシワになって後始末に終えない、最悪な結果になってしまうのです。
それがどうしてもイヤなので、毎回恒例ですが高圧にて吹き飛ばしてしまいます。
施工前
高圧洗浄施工
洗浄剥離
ザッとこんな感じになってしまいますが、弱い塗膜というものは何をしてもこのようにボロボロと剥がれてしまうもの。
画像のものは工事着工前から剥がれてました。
この後から手作業で再度研磨をしてからの塗装となります。
画像のように剥がれてしまう理由は、
・研磨不足
・下塗り不足
・塗料の選択ミス
と言えるでしょう。
実は現調時点からすでに、こうなることは安易に予想できていました。
以前の塗膜の『浮き方』が教えてくれていたのです。
やはり下地処理が重要で、完璧な施工方法以外はやらないほうがいい・・・ということを改めて教えてもらいました。