強風時、メッシュシートをたたむ感覚的な基準
2018.4.13 金曜日 晴れ
連日続いた荒れた天気。
強い風が吹きさらし、建設現場も大変だったと思います。
現在進行形で塗装工事をされている方々(お客様)は、さぞかしご心配だったことと存じます。
小田原では、夜中も風速6メートルくらいの日があり深夜の高速移動時には、運転しているわたしも「車が横転しないか」、ドキドキしてハンドルを握っておりました。
さて、この時期は風の強い日が多くなるのも想定内。
現場を進める中で予定しなければいけないのが『メッシュシートの開閉作業』です。
弊社では天気予報を毎日チェックし、その日〜翌日の風速と風向きに注意を払っています。
今までの感覚からすると、
- 5メートル以上で部分的解放
- 風速7メートル位でメッシュ全体の5割解放
- 8メートル以上なら全部たたむ
という判断基準にしています。
基準もあいまいなものでは無く、足場部材の壁ジャッキの本数・設置場所やメッシュの掛かり方の計算をして、大げさなほどに解放するよう心がけています。
一番マズいのは【足場の倒壊事故】で、次にくるのが【部分的な崩落】ですね。
危険なのが、この二つの場合では鉄パイプ(足場部材)などが落下すること。
もしも下に人がいたら、致命傷を負ってしまうことは想像に難しくありません。
そうなってしまわないためにも、現場管理者・職長・職人が、絶えずアンテナを張っていなければならないと思います。
「作業中・作業を終えて帰る前。必ず予報の確認!」
だって、職人さんがメッシュをたたまないで帰ってしまっては、住んでるお客様は夜中心配でいるはずです。
室内に響く、揺れる足場の大きな音・・・お客様に聞かせてはいけませんね。
また、風圧による足場のガタツキ音は、ご近所様にも不安を与えてしまいます。
これが原因でご近所トラブルに発展させないためにも、メッシュ解放作業を工程の中に組み込まなければいけません。