Q9 アスベスト調査も見積もりしてもらえるのでしょうか?
A9 工事をするに至り、石綿含有建材調査(アスベストの有無)は行なっております
ただし、外壁塗装の見積もりとは全く別の存在です。
この調査~見積もりは有料であり且つお時間をいただくことになります。
塗装工事の見積もりとの違い
通常であれば、お客様のご自宅を塗装する場合には、
①足場の面積
②屋根や外壁、付帯部や床の数量
③不具合の有無
④防水工事 などを積算後、適した工法やご予算に応じた見積書をご提出する流れとなりますが、アスベストの場合は全く違う観点となります。
これは、平たく言えば国に提出しなければいけない法律があり、それに準じることが義務づけられているからです。
築年数の浅い物件であれば容易なのですが、通常の外壁塗装のみに限らず、内装工事・外構工事・電気工事も確実に報告義務が生じています。
石綿が〝含有していない事の立証ができない建材〟つまり「含まれている。もしくは含まれているかもしれない」ものすべてが対象です。
わかりやすく言うならば、足場工事で外壁に穴を開けて倒壊防止部材を取り付ける場合・エアコン工事における壁に開口部を設ける場合・給排水管工事やライフライン系の工事・塗装工事で高圧洗浄やペーパー研磨する事などにも調査~報告が定められています。(繰り返しますが築浅や無含有建材は別)
要は至る所に使用され続けてきたアスベストによる健康被害の拡大を防止するため、国が定めた法律であります。
お客様を始めご近隣様方、作業員や廃棄物処理に関わる方々すべての健康を守るための法律なのです。
上記の事から、含まれていない証明または含まれている証明を明確にした上で、どこの・どんな建材にどんな種類の石綿がどう使われているか?を書面に記した上で国や各行政機関に届け出す必要があります。
その上、しっかりと各作業員に伝達し、更には飛散させないし吸引させない対応をも明確にするのが、石綿含有建材における事前調査見積もりとなります。
この工程と責任性があるため、簡単な書類の製作でOK・・・とはいかなくなりました。
それに比例するように手間や時間が複雑な事から、有料の見積もりとなっております。
なお、この調査をできるのは有資格者のみとなっていますので、必ず見積もり担当者から資格証をみせてもらってください。