春の強風対策〜足場倒壊防止のために〜
2020.3.10 火曜日 雨
本日の天気は雨。
現在着工中の物件さまはシーリング工程の途中であることから、昨日のうちに完全休止としました。
春先の天気は一転するのが常であることから、天気予報のチェックは欠かせません。
さて、毎回のことながら強風対策としまして『メッシュシートの絞り込み』(強風時における足場倒壊防止対策 参照)を行なってきました。
ただ、今回は夜になってからの対応となります。
というのも、春先の足場メッシュは風圧を受けやすく、急所の部分(南東⇔北西など)の上部は常時開放しているのですが、いつも見ている天気予報サイトに風速予報の大幅な変化があったため、出先から戻った先ほどシート開放に向かったのです。(補足・・夜間の緊急対応であることから、お施主様のご了承を得てから現地入りしています)
現地へ着き、必要な作業を終え強風対策は無事完遂したのですが、その時とても不思議な現象を目にしました。
夜ですから辺りは暗く、足元の状況がほとんど見えない中、恐々としながらも手探りでシートの結び目をほどきつつ絞り込む作業を繰り返していた時のこと。
妻側最頂部の足場に上っていた私は、『違和感』を感じたため明星ヶ岳(南足柄・小田原〜箱根にまたがる山脈)のほうに視点をむけました。

夜なのに虹が出ていた
雨が降っていたので目がぼやけたのかと思いましたが、西の方角に虹が出ておりました。
生まれて初めて目にした闇夜の虹・・・そして東側の厚い雲のすき間からは大きな満月が。
さらに、やや南西側の空には美しい星たちも輝いておりました。
一方、私はというと、暗闇のなか雨に打たれながら、足場の上でメッシュシートをたたみながら虹を撮影している。
・・・・なかなかの不審者ぶりです。
そんなこんなで帰路に付き、『夜の虹』を早速調べてみた所とても幸運の象徴ということで、日本では滅多に見ることができないそう。
ムーンボウとも言われているみたいです。
うーん・・・たしかに言葉では表すことのできないような、非常に神秘的な場面であったことは間違いありません。
月暈を見たり、双虹やトリプルレインボーを見たりと、時々ではありますが大変珍しく貴重な体験をさせて頂いております。
強風対策に話を戻しますが、現場がそこにある以上、施工業者は全てのことに目を向けなければいけません。
●第三者事故防止
●足場の倒壊防止
●お施主様は元より、ご近隣様への配慮など
じつに様々なことへ注意を払い、かつ徹底した防止対策を実施しなければならないのです。
各安全対策を踏まえ、総じてこれを【元請け責任】というのだと思っています。
お施主様のみに留まらず、ご近隣の皆さますべてに安心して頂くためにできることを追究する。
工事をすることで不安感を抱かせてしまう事がないように・・・
当サイトでも度々登場している安全対策とマナーなど施工に付随した・・・否、もしかすると本当は施工よりも大切なことを、いつも心の中で持ち歩いていたいと本心からそう感じております。