【FROSIO表面処理検査員・雨漏り診断士・一級塗装技能士】が管理監修を行なう店
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先にも述べさせていただきましたが、屋根は一年365日過酷を極めています。
一年中頑張ってる屋根にスポットを当て、その重要性について記したいと思います。
ここでは一般的なスレート屋根での事例を参照していきます。
以下、屋根塗装の際に重要になってくるポイントです。
ポイント1 汚れを徹底的に洗い流す
屋根の塗り替えの時に必ずと言っていいほどコケ・汚れが付着しているのが現状。
長年の歳月で積もっております。
この汚れなどを落とさない、またはしっかり洗っていない状態で塗装してしまいますと、塗ったペンキの剥がれやフクレが発生してしまいますので欠かすことができません。
したがいまして、徹底的に洗うことを大前提とします。
ポイント2 材質に適した塗料を使用する
屋根の種類は多数あります。スレート・各鋼板・湿式瓦・乾式瓦。
例えばスレート屋根ですが、セメントとアスベストを8.5対1.5の割合で混合したもので水分は容易に浸透します。(現在ではアスベストの使用は殆どないということです)
スレートの特性を生かし浸透させる下塗り材が適しています。
含侵・密着力のない下塗りでは、1年を待たずに剥がれてきます。
ですので、最適な塗料しか使用してはいけません。
ポイント3 水漏れ防止の徹底
屋根の造りも多岐にわたりますが、必ずつなぎ目があります。
例えばスレート屋根は『棟板金』と呼ばれる金属板でスレート群を連結しています。
一枚もので出来ていれば問題ないのですが、貼り合わせていますので継ぎ目が存在するのが一般的。
釘を使用して固定しますので、そこにもすき間ができます。
降雨の際、必ず水が入り込んでいきますので注意が必要。
では、雨が降ったから即雨漏りするのか、と言われれば違うといえます。
その理由は構造上雨が入ったとしても逃げ道が存在します。
ですが屋根の中は木や漆喰で出来ていますので長い年月で徐々に腐食しています。
内側から腐ってしまっては手遅れになりかねません。
水を中に入れない方法としまして、隙間や繋ぎ目などを隈なく探しシーリングなどの【防水処理】が必要不可欠となってきます。
ポイント4 旧塗膜は取れるだけ取り払う(死膜の除去)
新築時に塗装された屋根を重ねて施工していますので1回目の塗替えから塗膜はあります。(ポイント1で述べたように水洗いで対処します)
厄介なのは2回目以降の塗替え時で、前回の塗装業者のペンキの上に塗装する時です。
前回しっかりした手順・材料で塗られているならいいのですが、手抜きまたは無知識な業者が行っていた場合は、高い確率でフクレとハガレが生じています。
このフクレ等を「死膜」といいます。
死膜は何を塗っても死膜のままなので完全撤去します。(その逆は活膜といいます)
これがなかなか、簡単には取れません。殆どの場合、この作業に時間を取られてしまいます。
しかしながら、取り切らなければ上から塗装してもムダになってしまいますので、徹底的に除去します。
ポイント5 絶対に縁切りを行う
先にも述べたとおり、スレート屋根では屋根一枚一枚を重ねて貼り合わせています。
降雨の際、その重なっている部分から水の侵入が起こります。
ここで、「なぜ屋根なのに水が浸入するの?」という疑問について説明致します。
例えば、ピッタリとくっついたガラス板とガラス板があるとします。
その二つのガラス板を水の中にドボンと沈めたとします。
完全に重みが掛かっていれば大丈夫ですが極々わずかな隙間があると一気に水が逆流してきます。(吸い上げるような表現です)
極端ですが、このような現象を「毛細管現象」といいます。
毛細管現象はどこでも起きます。屋根も例外ではありません。
スレート屋根も然り。これを防ぐために必要なのが縁切りという作業です。
先ほども述べたとおり、屋根の中身は木などでできています。
水の侵入は長期にわたり確実に腐食させていきます。
業者との打ち合わせの際には必ずご確認ください!
1回目の塗替えでは割と簡単にできる縁切り作業ですが2回目以降では異なります。
それはやはり前回の塗装業者が縁切りをしないで塗っている事が多いからです。
その場合、縁切りカッターという特別なカッターで一つ一つ切断して行きます。
また、切ったからと言って良い訳ではなく、もう一つ必要な作業があります。
それは「タスペーサーの挿入」です。
隙間を大きく開ければ水の逆流を防げる構造。
こうすることによって毛細管現象から水の侵入を防ぐことができるのです。
重要なのは、塗装前の下地処理。
このような地味に思える作業にも本腰を入れることが、塗替え工事を成功させる秘訣なのです。
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