建物のメンテナンスというと、屋根や外壁の塗装を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、雨漏りの調査をしていると、私が特に注意して確認する場所のひとつが窓などの開口部まわりです。
窓まわりには、外壁との取り合い、シーリング、サッシ、ひび割れなど、雨水の浸入に関係する可能性のある箇所がいくつもあります。
だからといって、窓の近くにひび割れがあるだけで「ここが雨漏りの原因」と決めつけることはできません。
大切なのは、建物の状態を確認しながら、雨水がどこから入り、どのような経路を通っているのかを考えることです。
▲窓などの開口部付近に見られる浮き・爆裂・クラック等の例
なぜ窓まわりを注意して見るのか
窓は、外壁の途中に設けられた「開口部」です。そのため、外壁とサッシの取り合いやシーリング、窓上部・窓下部、周辺のひび割れなど、複数の部分を確認する必要があります。
また、建物は雨や紫外線だけでなく、温度変化や振動などさまざまな影響を受けています。外壁にひび割れや浮きなどが確認された場合には、表面だけを補修するのではなく、なぜその症状が発生したのかを見ることが重要です。
窓の近くに雨染みがあっても、原因が窓とは限りません
これは雨漏り調査で非常に重要なところです。室内の窓付近に雨染みが出ていると、「窓から雨が入っている」と考えたくなります。
しかし、雨水は建物内部を伝って移動することがあります。
そのため、実際の浸入口が症状の出ている場所とは別の位置にあることも考えられます。
反対に、外壁にひび割れが見つかったからといって、そのひび割れが必ず雨漏りの原因だとも限りません。
見た目だけで原因を決めつけないことが大切です。
ひび割れを「とりあえず塞ぐ」だけではなく、原因を確認する
雨漏り修繕では、怪しい場所をすべてシーリング材などで塞げばよい、とは限りません。
建物には雨水を外へ排出するための仕組みが設けられている場合もあり、場所や構造を確認せずに塞ぐことで、本来の排水を妨げてしまうことも考えられます。
株式会社眞愛では、目に見える症状だけで判断せず、必要に応じて散水調査や赤外線調査なども行いながら、雨水の浸入口や経路を確認します。
窓まわりの小さな変化も、建物からのサイン
窓まわりのひび割れ、シーリングの劣化、外壁の浮きや変色などは、それだけで雨漏りを意味するものではありません。
ただし、建物の状態を確認するきっかけにはなります。
特に、
●雨が降ると窓付近に染みが出る
●クロスや壁紙が浮いてきた
●窓まわりの外壁にひび割れがある
●シーリングが切れたり剥がれたりしている
●同じ場所で何度も雨漏りを繰り返している
といった変化がある場合には、表面だけを補修する前に原因を確認することが大切です。
建物を長く守るためのメンテナンスは、外壁をきれいに塗り替えることだけではありません。
窓まわりを含め、外壁・屋根・防水・シーリングなどを建物全体として見ながら、不具合の原因を考えることが重要です。
特に雨漏りは、室内に現れている場所と実際の浸入口が一致するとは限りません。
雨漏りは、突き止めて止める。
見えている症状だけではなく、その原因を確認することを株式会社眞愛では大切にしています。
建物のメンテナンスでお困りの方はご遠慮なくお問い合わせ下さいね。