【FROSIO表面処理検査員・雨漏り診断士・一級塗装技能士】が管理監修を行なう店
〒250-0853 神奈川県小田原市堀之内294-4
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屋根がボロボロで塗装できない場合や、アスベスト飛散事故に懸念がある場合に得策なものとしてカバー工事(カバー工法)が存在します。
こちらのページではしんあいペイントの屋根カバー工事についてご紹介します。
様々なことをクリアすれば実に理にかなった工法でもあるカバー工事
壁量計算や構造自体の老朽化にも必ず配慮する必要がある
ここ10年では、外壁塗業者からの参入が目に付く「屋根工事」。
特に多く見られるのが「カバー工事(工法)」であります。
屋根にペンキを塗るような安易な考えから屋根工事をする業者が多いそうですが、比較的簡単な工事であるとともに実は雨漏りを招きやすい危険な工事でもあります。
カバー工法にも種類があり、今回ご紹介するようなシングル葺きやスレート葺き、金属葺きなどそれぞれに一長一短といいますか向き不向きがあります。
デメリットを挙げるとすれば耐震上の懸念が思い浮かびます。
「解体費用がかからない」「安価で新品の屋根になれる」など、知識に乏しい消費者にお得感を持たせたうえで契約をし、後々大きな重荷となる原因をかぶせていくのが最悪なカバー工事だと思います。
ここ数年でよくご相談されますので間違いないと確信していますが、重荷(荷重)といっても文字通りであり、頭が重くて足が細いと倒れやすいことは誰にでも想像できると思います。
そうです、屋根が重くなればなるほど、地震時における揺れの度合いも比例してくるのです。
建築当初からの設計はもちろんですが、何らかの理由による家の骨組みに老朽化がある際には特に気を付けなければなりません。
そのような背景もあり、こちらの物件では築年数を考慮し、屋根工事を行なうための下調べに力を入れました。
アスファルトシングル屋根に交換
旧カバー工法の釘留め部位は、ずさんな固定法であった
屋根材に浮きが見られ、広い範囲で釘の飛び出しも確認できます。
これらは屋根材(旧カバー)を働き幅から直接クギで留め付けている、最悪な工事方法のひとつです。
この状態で屋根裏ないしは壁内等への流入水は否定できません。
該当の屋根の下、つまりは軒裏天井だが、中から腐食しているのがわかる
屋根または鼻隠し側からの漏水以外ではこのようにならない為、雨の入り口を探ります。
こちらの物件、新築時にはスレート瓦でしたが、築10年頃の塗替え工事において大量の雨漏りが発生、その後にカバー工法によってシングル葺きとなっていました。
そのシングル材にさえもこのようなずさん極まりない留め打ち法を用いているため、漏水事象が絶えることは無かったようです。
床下に潜ってみると床下地は腐朽化しているうえにシロアリの道まで存在していた
天井裏はもとより床下のようすに驚きを隠せませんでした。
雨漏りによって床下までもが侵食されており、またシロアリの道(蟻道)さえもあったのです。
(ただし、別途床工事をさせて頂いた際に床下総点検をした結果、シロアリ自体はいませんでした。
このあと床工事も承り施工させて頂いたことから、いずれ当社の内装専用サイト『リフォームの眞愛』でも紹介したいと思います)
解体のようす
各種調査~データ収集を終え、ここからは原因となる瓦屋根を撤去します。
極力周辺の住宅などへご迷惑が掛からないように留意します。
全面へ野地板を貼り込む
構造用合板を全面に貼ることで強度を確保します。
屋根工事における最重要項目
二次防水としてルーフィング(弊社は改質アスファルト以上~を使用)を設置しますが、状況によって使用できる資材に制限があり、こちらでは片面粘着ルーフィングを使用します。
この工程が屋根工事の胆となり、誤った下葺き材を用いた場合には雨漏りに悩まされ続けることになるため注意が必要です。
傾斜や下地によって何を使うか?というのは屋根工事にたずさわる業者の采配にもよりますが、きちんとした業者であれば確実な判断ができるので安心です。
屋根瓦(こちらではアスファルトシングル)設置風景
ここでようやく屋根材を設置していきます。
傾斜と排水の関係性に留意し、特に隅棟などの狭小幅における雨仕舞い部位においては慎重に慎重を重ねた施工が求められます。
端部防水処理
棟換気完了
シングル材を葺きあげ端部をすべて処理をすれば完成となります。
今回の施工基準は耐震基準をオーバーさせない事を最優先としたことから、「解体なしのカバー工事ではなく」旧シングル材を撤去したうえでの再カバー工事のご提案に至らせて頂きました。
また、今回のように勾配が浅い場合、降雨時の風速角度や総雨量によっては屋根材の裏側に浸水してしまう事は否めないため、しっかりとした下地づくりが欠かせません。
そのため諸々の事象を考慮する能力が必須事項となり、これを遂行できるチームワークこそプロとしての条件だといえるでしょう。
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付帯部
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