2023年9月20日

本文とは一切関係ありません
先日頂いたお問い合わせ電話でのこと。
電話口のお客様は建物についてすごくご興味がある様子の方で、ここでは仮にAさんとします。
外壁塗装をお考えとのことで会話も弾み、そこそこ長電話となっていました。
そこで私が「雨漏りしていませんか?」とたずねると、Aさん「昔からしていますよ~」との返答。
どの辺りがいつころから漏れているのかを問い返しますと、
Aさん「天井や窓から」「1度塗替え工事をした10年位前から漏れ続けている」と。
それは良くないと思いますよと私が言うと、
Aさん「時々わずかに滲む程度だからそんなに気にならないですよ」と、終始穏やかそうに話されておりました。
プライバシーもありますのでここでは詳細には触れませんが、建物の構造からすれば間違いなく腐食していると推察しました。
念のためそのようなことを申し上げましたら、
Aさん「雨漏りって放っておいたらダメなんですか?」とおっしゃっておりました。
・・・実際に現場を見てもいない私が「ダメです、すぐに調査・修繕をしましょう!」と進言することはできませんので、「十中八九よくないと思います」と煮え切らない回答をしました。
Aさんは「もう2~3年ようすを見てみますね」との事で、もう少しだけお話をつづけた後その電話を終了しました。
いま流行の訪問販売や押し売りと思われるのが嫌だというのが私の本心ですが、今になって考えても非常によくない事象と感じます。
弊社は、基本的にお問い合わせ電話の着信履歴には絶対にかけ直さないルールをもっているため、今さらかけ直してご忠告する事もできる立場でもないのですが、気になって仕方ないのが本音です。(着信履歴がすぐに埋まってしまうのも実情)
弊社のスタンスとして『ご依頼頂いたお客様にのみ、ご自宅の本当の状況をイチからご説明する』という概念にて取り組んでいます。
初対面(この話だと問い合わせ電話)で、ここがダメあそこがダメ、腐ってるだのそのうち崩れるだのとは言いにくいですし言えないのが実のところです。
もちろん電話だけですと私自身の勝手な想像上の解釈となるため、特に言えませんが。
とにかくここ雨漏り医院では断言します。
「漏水はダメです。放置しても大丈夫な漏水があるとするならば、それは”通気と排水が正常に行なわれている場合”のみです。ご不安がある場合には遠慮無くお問い合わせ下さいね。」