仕事と使命
2017.8.26 土曜日 晴れ
本気で向き合い心から愛すことができた塗装道。
今年で24年目と相成りましたが、この塗装業界を引っ張ってきた大先輩方や塗装の達人方と比べましたらまだまだ小さな存在です。
このような未熟者の私自身に工事のご依頼をくださるお客様方・日々勉強することの大切さを教えてくれる先輩方・仕事の本質とはなんぞや、人生とはなんぞや・・・と、たくさんの学びの場を設けてくださった方々あってこその現在であると再認識している、今日この頃でございます。
さて、タイトルにあります通り【仕事と使命】、こちらについて少し話させていただきたいと思います。
仕事とは仕えることと書いて仕事、ですよね。
きっと太古の昔からある、上下関係や主従関係とでも言いましょうか。
上に決定権を持つ人物がいて、それに従う人物がいて初めて成り立つ世の中の仕組みであると思います。
使命、それは誰かに(何かに)与えられた命に代えても遂行しなければならないような、重大な任務であるとわたしは解釈しております。
塗装という仕事の大儀は『塗装すること=建物の耐久性を延ばす・オーナー様のイメージ通りにキレイに塗り替えること』。
-使命-に関して言わせていただきますと『塗装により住環境のみならず、周辺環境・地球環境へ良い貢献を来すこと』と、つねずね考えております。
私事ですが自分の家族を持ち、事業主となり、社員さんに協力していただける状況を得て何年も経ちました。(ものすごく小さな会社ですが)
普通に工事をこなすだけなのであれば、責任感や使命などの特別な観念は必要ありません。
ただ何も考えずペンキを塗っていれば良いのです。
その現場(お住まい)で生活をしているオーナー様・ご家族様方への配慮などは一切考えなくてもどうにかこなせてしまうのだと思います。
けれどもお金を頂けて初めて成り立つ塗装という仕事、この本質を考えてみればハイクオリティーかつ高いマナーをもって塗装工事に挑む必要があります。
もはやそれ以下の考えは存在いたしません。断言できます。
いつも高尚な人間であるべき、といったら無理な話かもしれませんが質の悪い職人や作業員、低レベルな工事品質で工事を終えられたら誰でも気分は良くないと思います。
先日、弊社に電話相談をくださった方から、このようなご相談がありました。
「別の会社で外壁塗装を行っているんですが、職人の質が悪く隣の家の畑で用を足していた。思っていた工事とはずいぶん違う」
この方はどこかの塗装会社様と既に契約し、現在工事を進めておられるとのこと。
そんな中そこの職人さんが、態度やマナーがとても悪くあげくのはてにお隣さんの土地の畑でトイレをしていた・・・・と、このようなご相談でした。
まだまだいるんですね・・そのような職人さん(^^;)
「そちらで(弊社)で施工を引き受けてくれませんか?」というような流れでしたのが、さすがによそ様の仕事を横取りするようなことはできませんからお断りはさせていただきました。
お気持ちはよくわかるのでアドバイスのみをさせていただきましたが、心中お察しいたします・・・・。
やはり、クオリティーも大事ですがマナーも大事。
自分がお客様の立場だとしたら、いったい何をされたらイヤか。
逆に、何をされればうれしいか。
長い時間お住まいで工事をするのですから、『お客様の立場に立つ』ということが絶対条件になることを肝に銘じなければいけません。