スレート屋根への『効果的な』ガイナの塗り方

2019.1.28 月曜日 


 

 

日本発・断熱塗料でおなじみの『ガイナ』。

平成29年には省エネ大賞を受賞したことで、なおのこと注目を浴びている省エネルギー製品です。

 

ガイナ ハーフサイズ.jpg

地味な見た目の容器だが、他にはない機能性を持つガイナ

 

省エネ大賞を獲得したということは、すなわち行政単位で効果を認めたという事に他なりません。

塗料というよりは、むしろ断熱材といえるかもしれません。

 

そんなガイナですが、良いことばかりではなく、実は施工したことによるトラブル事例も多く耳にします。

理由の9割以上は『施工する側による』ミス工事です。

施工する側というのは施工業者サイドの事であり、実際に塗装する立場をさします。

まず、トラブル内容を大きく分けると、

● 断熱効果がない

● 施工後、数か月〜数年以内で剥がれてきてしまった

● 屋根に塗ったら雨漏りした

● 仕上がりの色が所々薄く見える

上記がもっとも多いといわれています。

 

なぜこのようなことが起きてしまうのでしょうか?

理由は簡単なことで、施工業者の知識不足・経験不足がおもな原因です。

素晴らしい塗料であるガイナを、ふつうの塗料のように施工してしまうことは非常にもったいと言え、トラブルを起こしてしまうのは以てのほか。

では、どうすればミス工事を防ぐことができ且つその効果を高めるに近づけられるのか。

 

本日記では今月施工させていただいた屋根への施工事例を、簡単ではありますが以下に記載してみます。


【スレート屋根へのガイナ施工】

 

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●高圧洗浄を終え冬季3日間以上乾燥養生した画像

●スレート屋根専用の高密着型遮熱プライマー塗布後

●縁切り・タスペーサー挿入(リフティングがない場合1瓦につき2個目安)

 

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ガイナ施工の前には、瓦の重なり部に刷毛入れをする

 

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瓦の重なり部分への目詰まりがないことを確認しながら作業を進める事(重要)

 

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ローラーでの全面ガイナ/1回目

 

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●開口・排水箇所への塗料詰まりを回避し、刷毛入れ

●同、ローラー全面塗布/2回目

●乾燥後の塗りムラを計算しながら施工する事

 

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施工完了(通し塗り含むと上塗り3回となる)

 

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タスペーサーの効果もしっかり確保

 

ガイナ施工の際注意しなければいけないのは、

● 使用前には塗料分離(セラミック)が起きないように撹拌を5分行い十分な粘度に調整する

 高圧洗浄後は夏季2日〜冬季3日下塗り施工しない

● 材質に適した下塗り材を、適した工法手順により使用する

● 降雨の際、適宜タスペーサーを使用し、屋根内部の水分を排出し含水率を極めて低くする

● 材料の必要塗布量に満ちていなければ(予定より余る事)3回塗りでも4回塗りでも良いので再施工する

● 雨漏りの可能性を排除するタスペーサーを入れたことにより生じた隙間(排水スペースの事)を可能な限り活かす 

ということに尽きます。

それに伴い、先に挙げたような各トラブル事例を未然に防ぐことができるのです。

 

しかしながら、これらのことは他の塗料にも大多数当てはまる事。

然るべき手順・知識・経験こそが塗料に対する礼儀であり、プロフェッショナルとして至極当然の働でもあるのです。

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