ベランダ笠木の塗装|部分的ペイント
2018.10.29 月曜日
建物を保護するためにある塗装工事。
屋根や外壁だけでなく、付帯部と呼ばれる『パーツ的なもの』に対しても保護塗装を行うことが好ましいと言えます。
そして長期間の塗膜維持をするため、それらのものに使用する塗料・工法・手順に至るまでしっかりと吟味し、念入りに施工しなくてはいけません。

▲施工前の笠木

▲死膜およびシリコンの除去+研磨+脱脂

▲施工完了
今回行った工程は、
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既存シリコンの除去
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死膜撤去
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研磨
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塗料の密着をよくするための脱脂
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強力な下塗り(素材に適合したもの)
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研磨
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超高耐候性フッ素中塗り
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同上塗り
と、なります。
部分的なご依頼ではありますが、しっかりとした手順を経て、耐用年数を最大限にまで引き延ばす塗装を行ってまいりました。
弊社が何故そこまで手順を厳守し、塗料にこだわり続けるのかといいますと、それには大きな理由があります。
長年この業界におりますと、実に様々な事例・症例に出会うことが多々あり、たくさんの労力をかけながら全事例を解決してきました。
ひどい例を挙げると『高圧洗浄をおこなっている最中から、ほとんどの塗膜(昔の塗装)が剥がれた』・『旧塗膜が悪すぎて下塗り時点で溶け出してきた』・『シーリングが施されていない&中途半端に施工してあったため雨漏りしていた』・・・・・・などなど、常識的に考えてもまずありえないような事例ばかりです。
そして、これらのほぼ全てが【施工業者の手抜き工事】によるもの。
あとから施工する、わたし達のような業者ですら憤慨してしまうような非常にタチの悪い事例があとを絶ちません。
そのような業者に塗装工事を依頼したお客様の身になってみれば、悲しさだけしか残らないと言うことも実感します。
「少なくとも、自分たちは不具合のない工事を行おう」
そう胸に誓って日々塗装工事について研究を重ね、根拠のある施工を重ねています。
現場のお客様をはじめ、塗料メーカーさまやご近所さまなどからは、「本当に手間をかけていますね」などとお褒めの言葉を頂いていますが、わたし達は至極当然の行動をしてるまでです。
不具合の可能性を排除することで、お客様が安心できる塗装工事をご提供できるものと信じて止みません。
あとになってからペンキが剥がれ、雨漏りやシロアリ発生に後悔される人を1人でも多く減らしたい。
無責任な施工業者がアフターフォローや保証に応じず、結果的にお客様ご自身が他の業者をお探しになり、そして再度大金を払い工事のやり直しをする・・・・・。
こんな由々しき現実に、怒りの感情しか芽生えません。
これが弊社の品質に関する、こだわりの本質です。