雨の日に塗装してはいけない理由
2018.7.12 木曜日 雨のち曇り
本日は午前中の降雨のため、着工中の戸建て様は空けさせていただき別の物件様へ高圧洗浄をおこなってまいりました。
湘南地域は日中も雨が降ったりやんだり。
雨の中で行う水洗いは、開放感がちがいます。
なんというか、自分と水が同化するような不思議な感じ(笑)
さて、今日みたいな雨の日の塗装工事は、しない方が良いというのはご存知ですか?
なぜなら塗料と雨(多湿含む)の相性がとても悪く、こんな日に塗装してしまう事は相反する敵同士をむりやり同居させるようなもの。
リスクしかないのです。
『水と油』といえばピンとくるかもしれませんね。
では水性塗料なら雨の日に塗っても平気なのでは?と感じる方もいると思いますが、これがそうでもありません。
水性の場合、希釈する液体は水ですが、塗料が乾燥硬化して『塗膜』に変化すると、かなり固い物質に変わります。
ということは
・雨が壁などに付着している時
・高い湿度で
・その上から塗料を塗る(覆う)
・硬化する
そうなると『雨水や湿気を閉じ込めてしまう』ことになります。
その塗膜はやがて、簡単にはがれてしまう。
せっかくお客様が代金を支払って塗ったのに・・・ですよ。
あと、水性ペンキは降雨による塗料の流出事故も多々あり。
ハガレの場合では数か月以上経ってみないと分からないのが厄介です。
塗装における工事トラブルで最も多いとされる、塗膜剥離。
これを防ぐためには『適切な下地処理』・『適した材料』・『適切な環境下での施工』。これ以外にありません。
以上にしたがいリスク回避として、雨の日は塗装工事をしないことが10年先までキレイな外観を保つ秘訣なのです。