金属屋根と遮熱塗装〜温度差の検証〜
2018.6.22 金曜日 曇り時々晴れ
しんあいペイントは【省エネ塗装専門店】です。
ヒートアイランド現象の抑制に、少しでも貢献したく塗装工事を施工させて頂いています。
効果が無ければ何の意味も無い。
1℃の変化もなければ省エネ塗装なんて大それた事は二度と語らない・・・・・・。
ということで、今日はようやく晴れのタイミングがやってまいりましたので、わたしの大好きなあることをやってきました^^
ここ最近の雨などの影響から、しばらく手をつけられなかった【遮熱効果の検証】をしてきましたので、ここに記します。
中央部分・濃い色が施工前の旧塗膜
施工前の屋根部分をそのまま残し、遮熱塗装と未施工部分の温度を測りました。
ちなみに、本検証のため下塗りする前の既存状態をキープしております。
6月22日
気温:27℃
曇り時々晴れ
未施工箇所の温度は39℃
まずは既存塗膜の温度を測ります。
結果は39℃。
次に、遮熱完了箇所の温度を測定します。
実行部分の温度は32℃
遮熱部分は32℃と測定できました。
このように遮熱塗装を行った箇所と、そうでない箇所の温度差は約7℃違うことがお分かりになると思います。(この後、当該部分に塗料をコーティングし全ての金属屋根は遮熱塗料に染まりました)
今回もお施主様に足を運んで頂き、実際に触ってもらい効果を体感して頂きました。
本実証試験では、いささか新規遮熱塗料の方に優位な条件が付属しておりました。
というのも元々の色(施工前の屋根色のこと)は新規塗料よりも濃い色であったため、温度が高いのは当然のこと。
今回の塗装は白に近い色味であるため、既存部分より低いのは当たり前のことなのです。
では、何のための検証なのか?といわれれば、それは『白に近い色の方が省エネ効果が出やすい』という検証であると答えさせて頂きます。
もちろん同色の塗料で、ノーマル塗料と遮熱塗料を比較した場合にも1℃〜4℃は差があることは明白です。
しかし元々暗い色である場合、同じような色を希望しない限り、
「明らかに薄い色を選択された方が温度の違いを体感できやすい」
といえるのです。
いつも言っている通り、お客様の色に対する強いこだわりが無い限りは、このように薄い色を提案させて頂いております。
暑いより、少しでも涼しいに近づくことが出来るのなら、これほどやり甲斐のある仕事はございません。