遠方からのご依頼
2018.4.10 火曜日 晴れ
ホームページを開設するようになってから、2年以上が経ちました。
以前は受注先の9割以上が、企業様からの下請け・孫請け・ひ孫請け仕事をしていましたが、今では大きく変わりそのほとんどがお客様からの直接依頼を頂けるようになりました。
とても分かりにくい当サイトを見て塗装工事を任せてくださる皆さまに、感謝の気持ちしかございません。本当にありがとうございます
さて、本日は遠方からのご依頼で、2県先の町へ行ってまいりました。
とてもありがたい思いです^^
しかも昔住んでいた土地のすぐ近く。
遠い昔の記憶がよみがえりました・・・・。
思いに浸っているのもつかの間、いただいた工事を成功させるためにも気を引き締めて伺います。
工事内容は【窯業系サイディングボード欠損部の補修】。
画像記載の許可を得ていませんので写真はありませんが、今日は下地処理〜成型補修までとなりました。
補修だけなのに一日で終わらないの?と感じる方もいるかもしれませんので、念のため補修をする際の注意点を説明します。
まず初めに、窯業系サイディングボード欠損部分(経年劣化や含水による破損ふくむ)は欠けや凹み・崩落していることがほとんどで、その箇所を均等に成型するところから始まります。
つまり外見を周りに合わせて作り直す、ということ。
この作業にも下地調整が必要で、『研磨・切削』『下塗り』をしたあとに『成型』を行うのです。
『成型』にもいくつかの方法があり、
- モルタル
- パテ
- 弾性パテ
といったものを使用いたします。
たいていの場合、一度で作り上げることができず2〜10回ほどの成型作業を繰り返すことになりますので、すぐに終わらすことができません。
何度かの『成型〜研磨』を行ってから表面を周囲の模様に合わせ、十分な乾燥期間を設けます。
また、破損・劣化具合によっては周辺との同化が難しく、施工には集中力が必要です。
以上を終えてから初めて、塗装による再現工法が可能となってくるのです。
このように、工程と時間をかけておかなければいけません。
さっさと終わらせてしまえば【完成した塗膜の早期はく離】がおきること必定。
わたしはこのような工法に対して、見た目以上に繊細な技法だと感じています。
外壁塗装全般にも言える事ですが^^